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あれから。これから。
2012 / 03 / 12 ( Mon )
あれから1年。
早かったのか、遅かったのか。
それぞれの1年だった気がします。
ただ一ついえることは、日本人にとって3月11日と言う日は、
けして忘れられない日になっているという事です。


先日、クリナップの工場見学に行きました。
その時のご報告は後日に譲るとして、工場の所在地が福島県いわき市だった事もあり、
2日目に塩屋岬と小名浜を廻ってきました。

塩屋岬は美空ひばりの“みだれ髪”に出てくる場所で、白い灯台“塩屋埼灯台”があり、
日本の灯台50選にも選ばれています。
私は5年程前、会社の慰安旅行でこの地を訪れており、美空ひばりの銅像前に立つと
それを感知してその歌がかかるのですが、何とも綺麗な景色だった事を覚えています。

其処には一軒のお土産屋さんがあって、店を背に海に見かって岬ののその灯台、
左にはずっと砂浜が続いていて、当時は分からなかったけれども、其処が薄磯地区と言う所でした。
穏やかに見える砂浜に反して、実は潮の流れが激しく、暗礁も多い難所として知られていたそうです。

このお土産屋さんを含め、この地区が津波の被害に遭いました。
店にはその当時、というより、津波直後の写真が並べられ、店主のお話を聞く事が出来ました。


塩屋岬4


この人も被災者です。
見知った人を多く失っています。
あの日は地元の中学校の卒業式だそうで、学校に居残った人は良かったのですが。。。

また近くに村の公民館があり、そこに30人避難していたのですが、攫われてしまったそうで、
全員ダメだったそうです。

海岸線沿いに立ち並んだ集落は被害に遭い、学校や体育館などは形としては残っているけれども、
痛ましい状態でした。


塩屋岬2


基礎にはアンカーボルトが残っており、土台から引っこ抜いたようになっていました。
奥の建物が残っているのは津波の通り道から若干それていたのかもしれません。
ですが住めません。


塩屋岬3


海岸線と平行に走っている道路ですが、右も左も何もありません。
横浜に降った先日の雪はいわき市にも降り、雪があったからこの程度にしか見えないのです。
雪は上辺だけ繕ってくれますが、ただ目の前の光景を受け取る私たちのショックをやわらげてくれただけ。
私たちの、このとき改めて感じた印象や本当に起こった事、継続している苦しさ哀しさ、そしてこれからを薄めないよう、シッカリ考え行動したいと思います。

海岸線沿いを走る道路沿いの一軒。
道路と周辺の土地の段差が招いたのか。

防波堤があったとして、それにまともに向かってくる波は越えようとします。
越えた波は弧を描き、その勢いと引力で土を抉っていきます。


塩屋岬1


宮城などにもこのような被害がありました。
建築家の中では、こうなったらどうしようもないと言う人もいます。
確かにそうかもしれません。
でもそれで終わってしまったら、我々建築家は今後どうすればいいのか?
何が出来るかを考えるのが技術者で、それをやめたらただの人と変らない。

何も出来ないかもしれないけど、何もせず、白旗を挙げるのだけはイヤなんです。
私は往生際が悪いんです。

私が参加する勉強会の面々も、現実に打ちひしがれながらも知恵を絞っています。
家が壊れて人の命が失われる。。。
建築家の端くれとして何が出来るか分かりませんが、こうした事を伝え教訓として頑張っていきたいと思います。

今やっと1年が経ちました。
遅々として進まない復興に苛立ちますが、歩みを止めないのが人間。
1年を単に区切りとしてはいけないと思いますし、被災者の皆さんが思っている事もそうでしょう。

今私が考えている事。
建築家としての使命感。
そして、親を無くした震災孤児と言われる人たちに、何かしたいと考えています。
出来ることを考えつつ。
また、ここに限らず被災地を訪れるでしょう。
雪で隠されていない時に。

合掌。
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