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大切な家づくりで、損をしない為に…。(5-2)
2006 / 02 / 05 ( Sun )
お知らせ。
もうすぐHPの施工例写真を更新しますので、暫らくお待ちください。

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良いニュースがないと言ったばかりですが…。なんかまた出るらしいです。

耐震偽装マンション

今までの物件で名の出た施工会社で、場所は東京だとの事。
私の所には2/2に入ってきたんですが、おそらく来週あたりではという事です。
私も設計事務所にいた頃、居住用?のマンションやリゾートマンション等々、所謂ビル建築を手がけましたが(正確には設計補:まだ一級ではなかったので)、確かに施工会社は苦しかったです。
効率のみ重視していたマンション…、つまり容積率一杯に計画したその頃以前のものは、経済スパンを考え、効率よく計画していました。
平成の御世になる頃、旧来の団地を彷彿としたマンションは売れ行きが伸びず、意匠性に手間とお金を割くように切り替わりました。
丁度デパートなどの商業施設において、女性用のトイレが様変わりしましたよね?
従来の大型スーパーなどは、失礼ながら余ったスペースのような所、言ってしまえば死角になりやすい所に最低限のトイレ等設備をおいていました。
万引きなどの犯罪もあって、負のイメージがありましたから。
単なるトイレから化粧室(パウダールーム)へ、正に化粧直しのできるトイレが出来ました。
私の記憶で恐縮ですが、確か銀座の松坂屋だったと思います。

話を戻して意匠性の向上したマンションには、綺麗なエントランスや居住人を出迎えるオブジェがあり、共用スペースは華やかになりました。
そして兎小屋からの脱却ということで、専有面積も欧米化していき、結果柱のピッチを飛ばし、視界の邪魔になる梁を気にかけ、その分コストは嵩んでいきました。
ですが、バブル崩壊…。
売れていた当時から苦しかった施工会社は正に青色吐息で、潰れないと言われたゼネコンの神話は崩壊。
現在この業界は、結局は販売で食べているような物です。いや、昔も今もなのかな。

中田市長のコペルニクス的ナントカ。。。
デベロッパーの身でありながらといわせれば、正に的を得ている発言だと思います。

では第五章の続きです。
三、上棟式の風景
    
 上棟式は、とてもめでたいことです。
念願の夢のマイホームが、立体的に見られるので、ユーザーとしては、ようやくここまで来たか…、という感慨もあるでしょう。
ところが、まさに水を差す、心無いハウスメーカーがいるのです。
上棟式は目出度いことですので、事前に日取りを決めていますが、雨天の日は、あまりお勧めできません。
特にツーバイフォーは、枠組壁工法といって、2×4インチの材を枠に組んで、構造用合板を面として貼り、決まったスクリュー釘で緊結し、構造体を形成しています。
枠自体も、柱や梁と違って、質量が小さいので水分を含みやすく、合板も余分な水分により、膨張と収縮を繰り返し、結果釘との摩擦力が無くなってしまいます。
その一体の壁が、建物の基本構造なので、膨張と収縮を繰り返すと、根本を揺るがす結果になるかも知れず、ツーバイフォーは結露に弱いと言われる所以でもあります。
    
 では何故、その様な事をするのでしょうか?
良く言われるのは、上棟時は中間金のやりとりが多く、資金繰り等の事情があるので、その月の内に仕事を納めたいという事があります。
特に下請けの大工は、元々安い単価で契約せざるを得ない事から工期自体が延びる事を嫌います。

ハッキリ言えば、早く次の現場に行きたいのです。    

いずれにしても、真面目に契約通り支払っているユーザーには、まったく関係のない事で、バカげた話だと思います。
それに、雨で滑って落ちたら、縁起も悪く迷惑な話で、そこの所を考えないという事は、大工さん達の安全も考慮していないという事にならないのでしょうか?
安全第一の看板を掲げておきながら、人命に関わる事なのに…。
    
 業者の身勝手な都合だけで、何のメリットもありません。
人も資材も、ムダな消耗品ではないはずです。
何かあったら、どう責任をとると言うのでしょうか?

四、断熱
    
 これは、外から見るのは少し無理がありますね。
でも、あなたは建築のぞき見隊の隊員です、メゲてはいけません。
大工さんは、10時と3時に休憩している事が多いので、現場カントク等がいない時は、邪魔のならない時間に、見せてもらいましょう。
(シツコクされたら適わないでしょ?)
家づくりの大変さを熟知している優良な工務店は、きっと気持ち良く見せてくれるでしょう。

 断熱材には、グラスウールやスタイロフォーム等があります。
従来から主流だったのは、グラスウール厚50でしたが、次世代省エネ住宅や高気密・高断熱住宅の増加に伴い、厚さ100mmのものが多くなりました。
(密度も10kgから16kgに増加)
スタイロは通常35mm、厚いと50mmというのがありますが、発泡系は種別で随分と違いますB種が良いでしょうが、木造住宅の場合B種なら40mmで充分です。

厚みより種別ですよ。

これらの工法は、正しく施工しないと、かえって内部結露の重大な原因となるので、大手だからと言って、安心できません。
何故なら、彼らのような営業マンは、何十件も現場を抱えており、
充分に時間をかけて、工事管理する事など出来ないからです。
5分や10分で現場を見る事ができるなら、一級建築士より優秀ですね。

 ポイントとしては、丁寧に壁体内に充填されているか等、様々あるのですが、丁寧さを感じれば良いでしょう。
またグラスウールは、細いガラス繊維で出来ていて、空気層がないと断熱効果がなく、水に濡れるとダメになってしまいます。
木材と同じく貴重な資材ですから、大事に扱っている大工さんなら、キッチリとした住宅を、建ててくれるに違いありません。

※この辺りの話の意味は、一見するとすぐわかります。お近くの構造内覧会にて確認する事をお勧めします。

五、通気工法は、今や当たり前!
    
 外壁内の通気とは、柱や構造用合板の外側に防湿シートを貼りますが、その上に同間隔の胴縁を打ち、更に外壁材を貼ってできた空間を、空気が流れる様に作るもので、結露の防止に有効で、通常採用しているのが当たり前になりました。
つまり、胴縁なしで直接サイディングを貼る方が珍しいというか手抜きな訳で、これも、のぞき見隊で確認できる事例です。

 先日、大手ハウスメーカーのMホームが以前に施工した、賃貸アパートの外壁修理(貼替え)を見る機会があり、出かけたのですが、それはヒドイ物でした。
やはり、直貼りの為通気層がなく、コーキングの充填も、技術指針の通り施工しておらずいいかげんで、素人の仕事というか…、

正直、気の毒に思いました。    

透湿防水シートを貼る手間、胴縁を打つ手間、コーキングに必要なバックアップ材の手間、それらの材料費、etc…。
ハウスメーカーの管理のズサンさ、それからくる下請け業者の手抜き、これらがあいまって、欠陥住宅が生まれるのです。
安くたたかれた業者も気の毒だ、という見方もありますが、請け負った以上は金額の問題ではありません…、プロなのですから。
またユーザーは、適正な金額を支払っているのですから…。

 地場の工務店は、ちゃんと修行した大工さんがいて、社長自らが陣頭指揮をとっており、手抜きは勿論、一度欠陥住宅をつくってしまったら、これまで長い間、培ってきたモノすべてが無くなる事を知っています。
 皆さんにとって一世一代の家づくりと同じく、地場工務店は、一件の欠陥住宅で終わりです。

ただの1回が勝負なのは、双方とも同じなのです。    

全ての地場工務店に言えることではありませんが、同じ価値観と情熱を持った会社が見つけられたらいいですね。

きっと、あなたの住む街にも、本当のプロがいるはずです。


それではまた。
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