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『正直な家’11』基礎②
2011 / 12 / 09 ( Fri )
こんばんは。
三ツ沢の新築住宅は無事、引渡が終わりました。
とてもいい家が出来たと思います。
近々、住まい手の皆さんのご了解を得て、公開したいと思います。

私が住む街「横浜」では、今日大ファンの中畑が監督就任しました。
実は訳あってアンチ横浜だったのですが、今日からはベイスターズファンです。(笑;
低迷球団の暗さを吹っ飛ばして、世の中までも明るくして欲しい所です。

では、『正直な家’11』基礎編を再開します。
前回は基礎の湿気止めまででした。
この湿気止めの後、通常捨てコンクリート打設と言う工程となります。
前回も触れた通り、最近ではコスト削減の名の元でしょうか?省く会社も多々…。
注意しなければならないのは、捨てコンクリートを省く行為と言う事だけではなく、どんな状態で次の鉄筋組み、スラブ打設(布基礎の場合、フーチン部施工)ではありません。

床付けという言葉を覚えていますでしょうか?
根切(掘削)をして、ならす行為です。
その後、砕石もしくは割栗石敷きを行い、ランマーで転圧する。
つまり、基礎を施工するための“地”を造るということです。
その上でコンクリートを平滑に打ち、ココからが本当の基礎工事となります。

想像してみてください。
唯掘っただけの溝?に石を敷くだけで、ただコンクリートを流す。
これでしっかりした基礎となるでしょうか?

残念ながら、捨てコンクリートを省く会社は、どうせコンクリートを打つのだからと。。。
つまり、溝を掘って、パラッと石を敷いて、翌日には鉄筋を組む。
組んだ状態がどうなっているか話すと、ちょっと浮かせて組んであります。
浮かせるのは、鉄筋とコンクリートスラブ底面との距離、つまり“かぶり”が必要だからです。
スペーサーなどを使って、地中にある基礎のかぶりは7cm。
でも、敷いただけの砕石表面は平らではありません。
7cm所か、場所によっては5cmを切るかもしれません。
わかりません。全部計っていないから。

敷いただけの底面はフカフカです。
石一つ一つにはスキマのある状態ですから、そこに重いコンクリートを流せばどうなるか?

結局、唯打っただけのコンクリートスラブになります。
しかも、湿気すら止める仕事をしていない会社もありました。

ご存知かもしれませんが、コンクリート自体には、止水性はありません。
極普通のガレージを見れば分かります。
雨が降れば鼠色が色濃くなり、雨が止んでも暫らくその状態は続きます。

家の周囲を雑草を嫌って全部コンクリートで打ってしまう方もいるようですが、コンクリートには水がしみ込み、それが日射や気温上昇により蒸発します。
蒸発して、場合によっては住まいに悪さをする事もある訳です。
土はしみて地中に行く事はあっても、コンクリートは水を溜め込むので、結局湿気は大気中に帰ろうとする訳です。

何もいい事がない。
そういってもいいことだと思うのですが。

さて、捨てコンクリートを施工したら鉄筋を組んで行くのですが、いくら捨てコンが構造的に依存していなくても、乾いてから次の工程です。
夏季はともかく、今時期は1日あけたほうがいいでしょう。


配筋1


捨てコンの上に、墨を使って位置を出すのですから、濡れていては墨が乗りません。(笑;
基礎立ち上がり部分を納める型枠の位置も墨出しします。
それに先ほどお話した通り、捨てコンはレベルを取って平滑にしているので、かぶり厚さは安定します。
そう、何処をとっても7cm。
打ってしまってからでは分かりません。


今回はスラブ筋は200mmピッチ。
@200← こう書きます。^^;


配筋2


設計によっては、@150の時もあります。
五十嵐工務店では、この鉄筋交差部分全てを緊結します。
実はこれが凄く重要。
過去の事例でもお話しましたが、生コンを打つとき、作業員、ポンプ操作員等、2~3人が鉄筋に乗ります。
当り前の話ですが、60kg×3人分の重さが一時的とは言え過重としてかかるわけです。

どうなりますか?

そう、鉄筋はしなります。
結束を一つとび、二つとびすれば、かなりのしなり、撓みが生じます。
“かぶり厚さ”はどうなりますか?
そんな時、指を突っ込んで鉄筋を上に持ち上げる。
何処の会社でも良く見る光景です。
大手だってそう、同じ。

その人たちに聞きたいのだけれど、上に引っ張ったせいで、じゃあ上部側のかぶりはどうなるの?って。
一般的に基礎スラブ厚は、150mmから160mm。
異形鉄筋(丸鋼に出っ張りのあるもの)D10?やっぱ普通D13ですか。
分かりやすく言うと、160から13引くと147mmで、厚さの中心に鉄筋があるとすると147/2で73.5mmがかぶりとなります。

鉄筋を引っ張りあげて、3.5mmの誤差を施工できるのでしょうか?

機械じゃ有るまいし。。。
だから全結束するのです。
鉄筋を緊結する事によって、しなり自体を押える。
そうなると、打設直後ならコンクリート内の鉄筋は、テンションで戻ります。

ココで皆さんは不思議に思うでしょう?
「それは普通じゃないのか? 何故、他はやらないのか?」って。

ハッキリ言って、手間が掛かるからです。
本当の?鉄筋工(つまり専門職種)なら、普通の住宅規模ならわけなく1日工程ですが、基礎全般を施工する職人だと、普通はそんなに早く出来ません。
※鉄筋工はビルなどの大規模なものを施工しますが、正に鉄筋の仕事のみ行なっています。
つまり1日じゃ終わらない。
イコールコストがかかるというわけです。

また、農家の経験がない人が、1日田植え仕事をすれば腰が痛くなりますよね?
要はこんなくだらないことが理由の一つです、残念ながら。

この施工を標準化して20年近くなりますが、私の立場のような者が言わなきゃ、職人はやりません。
長期優良だとか政府の施策やメーカーの言う耳に聞こえのいい話はありますが、地味でも大切な事は一杯有るのです。
こんな事もせず、いや、考えもせず、イメージ先行や浮かれたCMを流しているメーカーや唯建てればいいという分譲会社には呆れてしまいます。
それでNO.1だのいい住まいだの…。

住まい手の事を考えれば、プロとしてのプライドが有るのなら、腰が痛いなんて理由にならず、家というのが一生の買い物なら、やる事は一杯あるのではないかと思うのですが。。。
私に言わせれば、この程度の事は当り前ですし、このぐらいで文句を言うような職人は一人としていません、うちには。^^;

見かけだけごっつい基礎を造っても、中身がスカスカじゃ仕方ないという事です。
悪い例えですが、ヒューザーと一緒ですね。


下の写真は隅角部、つまり家の角っこです。


配筋3


太く立っているのはホールダウン金物(以下HD)で、その横に有る小さく見えるものはアンカーボルトです。
所定の埋め込み深さがあるため、スラブ時に有る程度施工します。
これも当然緊結!!

基礎打設時、ポンプ車のホースが当ってしまう事が侭有るので、ココもきちんと施工します。
HD金物には、基礎と柱を結ぶものや基礎と土台を結ぶもの、柱と柱を結ぶものなどがあります。
基礎と柱を結ぶ場合、当り前ですが柱に沿って真っ直ぐ立っていなければなりません。(笑;
曲がったままの状態でコンクリートが固まってしまったら。。。
補正する材料もありますが、見っとも無いですよね?


配筋4


基礎の鉄筋には、部位によって名称があり、役割に従ってその太さに違いもあります。
弊社の様に、全てD13以上使っていればBESTだと思います。(笑;
太ければいいというのではありませんよ?
基礎の巾は120mm(分譲やローコスト系)なのに、鉄筋だけ太くしてもダメですからね?
“かぶり”がありますから。

ではまた。


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