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『正直な家’11』基礎①
2011 / 11 / 10 ( Thu )
先日、プロフェッショナルと言う番組に脚本家の三谷幸喜氏が出ていました。
残念ながら気付くのが遅く、見られたのは後半の10分ぐらい。
でも、実に興味深い内容でした。
結構、見られた方も多いかもしれませんね。

いくつもグッと来るフレーズがありました。

「自分を追い込む自分を持つ」
「全ては制約から始まる」
「作り上げたものを、揺さぶれ」

印象に残ったとか、共感・共鳴するとか、賛同するとか…。
創る側にとって大切な事だったり、こだわりだったりします。
特に「全ては制約から始まる」なんて、建築にはよく当てはまる事。
その中でクオリティ…、住宅の場合、住まい手の満足度というのが必要十分条件です。

彼は番組のテーマである“プロフェッショナル”についてこう言います。

「僕の中では明らか。人の期待に応えるっていうこと。自分がやりたいものをやるんじゃなくて、人が自分にやって欲しいものをやる。それが僕の中でのプロフェッショナル」

建築家が陥りやすい間違い・勘違い。
自分の価値観・スタイルの押し付けが時に相手側への押し付けになる。
住まいづくりで重要なのは、確かにプロとしての提案だったりするのだけれど、人それぞれに住まい方は違うもの。
第一義的には、やはり住まい手のニーズに応える事が、皆さんが私に期待するものだと思うのです。
いちぶんのイチ(1/1)ですから。。。
顧客はそう思って依頼する訳ですから、私たちの側もそんな目線がとても大事だと思うのです。

では、基礎工事のお話。
今回の現場では、杭工事が必要でした。
地盤の調査は必須ですが、当然の事ながら杭工事を前提にしてはいません。
まぁ、地盤がシッカリしているのであれば、当り前の話ですが必要ない訳です。
中には不埒な連中がいて、自分の営業成績を優先するあまり「念の為」と称して地盤補強を進める者がいますが、何にでも理由がある訳ですから、その根拠については詳しく説明を受けてください。
おっと、営業マンはダメですよ?ただの現場担当も。
言うまでもなく、資格のある者という事になります。

地盤補強があってもなくても、最初に行なうのは「根切」です。
正確には「地縄・遣り方」と言う工程が先にあります。
更地の状態になって地鎮祭を行い(最近はしない人もいます)、建物の位置をザッと出すのが地縄。
四角い家だと四角く縄で括るのですが、最近はビニールテープみたいなのでするようです。

そして遣り方。
建物の位置を決める際、基準になるポイントを出します。
これをベンチマーク(BM)といい、その高さを±0にして基準の高さを出していきます。
一般的には、設計段階で地盤面を想定していますが、これを設計GLと言っています。
最初から更地だと問題はないのですが、本当は道路だって平らではありませんよね?
敷地だって様々ですし、建替えの場合はそこに建物がありますし、道路から敷地の状況を全て俯瞰できるとは限りません。
設計通りでいけるか、もしくは現場で実際の基準ポイントを出して、設計とだがわないようにします。
まぁ確認の作業というか、一応何処の現場でも行なわれている事だと思います。
最初の基準。。。
これがいい加減だと、ズレたまま?出来上がっていきますから。
特に高さ制限など、法規上厳しい案件だったりすると、本当にシビアな作業工程となります。

設計GLを確認したら、遣り方出しが出来ます。
平面的な位置は勿論、高さも出せます。
23区の一部の様に高さ等厳しい条件のある敷地を除いて、一般的なプランとしてはGLから+500~600位が1階の床高さではないでしょうか?
これをよく1FLと書いています。(1階フロアレベル)
基礎にも別に高さと言うものがあり、そのまま基礎高さなどといっていますが、それを遣り方出しで表示します。
地縄と違って四角く杉板を使い囲うのですが、其処に一々“通り”を示します。
分かりやすく言うと、壁の位置(基礎の通る位置)を出す訳です。
現場でのまず最初の基準がこれになります。


根切1


写真にある横に伸びた杉板の高さから、マイナス何センチ、例えば150mm下がりが基礎の天端とかという具合に。。。
白い丸は杭がある印。
これから根切といって土を掘るのですが、重機を使うので、杭を壊さないようにする為に注意喚起しています。

基礎には高さがありますが、基礎の下にも敷物?があります。
割栗とか捨てコンクリートとか。。。


根切2


写真の奥の方は土を掘って床付けしたもの。
掘っただけでは地表面がギザギザですから、床付けといってキッチリ均す訳です。
職人さんが重機と手作業で仕上ていきます。
杭の周りは機械で出来ませんし、高さも正確に出せませんので、実際に人の手で行なう作業は出てきます。

ちょっと見えないかもしれませんが、地面に小さな木を差しています。
高さの目安にするものですが、そこに当てたり、地面に当てたりしながらレベルをイチイチ確認していき、土を出したら根切は終わりです。

このとき、もし敷地に余裕があって、掘った土に異物がないようなキレイなものであったら、できるだけで構わないので場内にとっておきましょう。
建物が出来上がれば、埋め戻しも必要になります。少なくとも捨てた分だけ。(笑;
残土処分して、その分後で補充すれば、費用は倍掛かりますからね。
ECOというより、単に勿体無いからですが、予算を押えているビルダーなら、結果無理でも考慮している範疇のものだと思いますけど。

根切の後、砕石敷き。
昔は割栗と言いましたが、そのようなゴロっとした石は、現在中々手に入りません。
砕石とか再生砕石とか言いますが、分かりやすく言えば細かい石。。。
これを敷き込み、シッカリと転圧して締め固めます。


砕石


厚さは150mmくらいかと思いますが、最近は100mmとか120mmとかも見ますね。
コストダウンとかいうんだろうなぁ、やっぱり。

個人的な感想を言えば、120mmなんてお勧めしませんし、100mmなんてのは論外です。
砕石自体、費用はたいした事はないと思いますので、無理にケチっても結果コストダウンにはなっていないと思っています。


砕石2


砕石の敷き込み、転圧が終わったら、ポリエチレンフィルムを敷き込みます。
これが湿気止めです。
基礎が乗る部分全域に敷いて行きます。
その後捨てコンクリートといってコンクリを流してコテで抑える訳ですが、、、
捨てコン省略する業者が増えてきました。
CMでアイドルを使ったローコストビルダーがその類いですが、あまり感心しませんね。
通常50mm程の厚さですが、多くの住宅は1階の面積で20坪程度でしょう?
という事は、3.5m3程度。コストは高が知れています^^;
捨てコンクリートはその名の通りで、構造的には関係ありません。
ですが、この後の工程では案外役に立っています。
基礎の位置を直接書き込めますし、それにより鉄筋も組みやすくなる。。。
その効率を考えれば、ここは省く所ではないと思いますが。。。

次回に続きます。

今日は娘の8回目の誕生日。
たまには早く帰る事にします。
ではまた♪
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