FC2ブログ
正直な家のつくりかた 2-3
2009 / 07 / 18 ( Sat )
こんにちは。
ようやく梅雨も過ぎ、暑い夏がやってきそうです。
夏休み前とは言え、元気な子ども達の声が谺します。
やっぱり元気が一番ですね。

この時期、シロアリもまだまだ元気です。
困った物です。
羽蟻がブンブン飛んでいますが、たまには家の周りを見てみましょうね。
そういえば先日、シロアリ駆除のインチキ業者が摘発されました。
“床下を見せて欲しい”といってあがり込み、床下に潜った後、予め用意していた生きたシロアリと巣くった木片を見せ、契約させる手口です。
当然、解約には応じません。

しかし、まだこんな古典的な詐欺の手口に引っかかる人がいるとは…。

皆さん気をつけてくださいね。
これも、日頃お話しているように、訪問販売を相手にした結果ではあります。

さて、今シリーズでお伝えしている『正直な家のつくりかた』ですが、2-1みたいな単元毎にするのは分かりにくいのでやめます。
今回は2-3ですが、これを基礎編3とします。
ちょっとした気遣いがあれば、こんな廻りくどい表示の仕方は無かったと思いますが、私もまだまだ修行が足りませんでした。
結構な期間になると思いますが、どうぞお付き合いください。

これは長期優良住宅においても参考になるお話です。
中々行政の動きが鈍く、ハッキリしない所のある施策・指針ですが、その分詳細にゆっくりとお話できると思います。

では基礎のお話の続きです。


前回は根切までのお話でした。
次は地面の上に人工的に造る第一歩と言う所ですか。。。
キッチリと土を鋤取り、底盤を床付けした後、砕石を敷きます。
その前に一つ付け加えると、木造二階建てクラスの場合は、土を掘る深さが浅いのでいいのですが、
鉄骨造や地下室などを予定していた場合、周囲の地盤の層が見えることになります。
これは是非写真をとって置いてください。
普通は撮るのですが、施工写真として施主が持っていることが重要です。
役所に提出用ではいずれ処分されてしまいますから、建物の進捗状況の写真とともに、ご自分でもっている方がいいです。
何かの都合で売る場合もあるのですから…。

で、砕石ですが、昔は割り栗とか栗石とかいって、所謂ゴロッとした大きめな石でした。
掌ぐらいでしょうか?
今現在多く使われているのは写真に見るような砕石です。


砕石


手前は敷いた状態で、奥の方はまだ床付けである事がわかります。
丸いのは改良杭の頭部分。
ここは斜線制限が厳しいので、杭頭とこの後仕事をする捨てコンのレベルを合わせています。
砕石はただ敷くだけではなく、この後ランマーで転圧して締め固めます。
一般的に、100mmの砕石厚となります。

締め固めて安定させた後、ポリエチレンフィルムで湿気止め。
ジョイント部は150~200mmの重ねを取り目張りしていきます。
こんな感じです。


湿気止め


丸く穴が開いているのは、捨てコンの厚さ分ビニールシートが下がる為で、普通はビッと敷きこんでしまうものです。
そして捨てコンクリート。。。
標準的には50mm以上あれば問題ありません。
先にも述べましたが、捨てコンは強度的に期待する物ではなく、ビニールと一体で湿気対策として効果を発揮し、且つ、建物の壁の通りや鉄筋の位置等を出す原寸の図版になります。

前回お話したように、ベタ基礎の外周部にアゴをつけた場合はこうなります。


捨てコン1


写真で見ると手前が更に若干深くなっていますが、これは土地と道路に高低差があることと、そこが駐車スペースとなる為、一部基礎を深くしています。
この住宅は、道路から玄関までの距離?がとても短いのですが、割と少ない高低差でした。
この高低差が大きい場合、基礎の接地面(床付けと基礎の下側の接面)の根入れが少ない為、一部深基礎となります。
通常のお住まいの基礎高が600mmとすれば、1000mmほどの基礎高ですか。。。

これにはちょっとした訳があって、基礎を納める為に型枠というのが有るのですが、一般的な型枠サイズで納める事になります。
木製枠なら造れると思うかも知れませんが、こう言ったものは通常その度に作る事はしません。
予算とエコの観点からすれば、ある意味当然でしょうか?

勿論、捨てコンクリートは一気に施工します。
以下は捨てコン完了後の写真です。


捨てコン2


念の為に申しますと、分かりやすく様々なシーンをお伝えする為、ストックしてある物、現在施工している物を混ぜてご紹介しています。
もう一つ理由を挙げれば、肝心な性能部分においては、いつも安定した物を提供しなければなりません。
ですから、広かろうが狭かろうが、予算があろうがなかろうが変わらない事は大切です。
お金の話だけ言えば例えて簡単なのかもしれませんが、ここを端折ってまで(当然、基準法内ですが)、住まいづくりをお受けする事はありません。

絶対に!!です。

予算成り…なんて、世論が納得するはずもありませんし、これが許されるなら、と言うより自分としてそう思うのなら、何も拘って基準法の1.5倍だとか構造計算とか、余分な手間を掛けてする事もない訳です。

とにかく、愚直に、泥臭く、頑なに?拘って、住まい手の一生一度(かもしれない)の大事業に携わり、モノづくりしていきます。
自分の歩く通りアチコチに、自分が手がけた家があるなんて素晴らしいじゃないですか。
しかも愛着のある、自分の住む街、地元横浜に。。。

ではまた。




スポンサーサイト



17:17:00 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<臨時休業のお知らせ | ホーム | 今日はOB会>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://yumenosumai.blog28.fc2.com/tb.php/170-f1040acd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |