FC2ブログ
命を守る家
2009 / 01 / 23 ( Fri )
今月17日で14年。。。
あの忌まわしい阪神淡路大震災が起こってから経った月日です。
地震国である日本では、だからこその耐震基準があった訳ですが、それをも凌駕する大地震が起こりました。
先日のニュースでも取り上げられていましたが、あの時の悲惨な映像を今見てもおぞましく思います。
小学一年の息子は、その映像を見て戦争だと思ったらしく、食い入るように見つめていました。
彼が生れる3日前、アメリカのテロがあったことを話した事があったからです。
ただ、地震による被害だと話した時、それは別の意味でもショックがあったようです。


以前お話しましたが、単純に言って建築基準法には、建物が絶対壊れてはならないとの規定はありません。
基準法に定められている規定、言わば“下限”ですが、壊れても中に住む人の安全を鑑みて規定しています。

ペシャンコにならないように…といえるでしょうか?

つまり、基準法の下限をキッチリ守っていれば、そういった事にはならないと踏んでいるのです。
結論から言って、新耐震基準として定められた“下限”では、阪神淡路の様な大震災には通用しなかったという事。
ちなみに、日本が当時世界に誇っていた首都高速も、地震による被害として倒れるなんて事は無いといっていましたから。。。

建築を手掛けるものとして、結果が大事だと思うのが当然だと思います。
あれから14年が過ぎ、あの後も最近の我が国では中越の地震があり、中国では四川の地震がありました。
喉もと過ぎれば…、という事にはなっていないと信じますが、今でも基準法にある規定を“下限”と思わず、守ればいい程度の建築(ビルダー含め)が多くあります。
私は手掛ける建築物には、全ての物に対して構造計算を行なっています。
地震発生から遠ざかれば遠ざかるほど、人々の関心は薄れていくように感じたりさえします。

『木造の2階建てまでなら、基準法で構造計算は必要とされていない。』

そう思って、それでいいと思っているビルダーと住まい手。
法の下限を守っただけの、例えば住まいに、ただ検査機関に依頼すれば安心ですか?
私は、セカンドオピニオンの時代だとずっと前から話してきましたが、それは下限を守った事に対する方法ではなく、構造的な“余剰”があっての話だと思うのです。

法は何年か毎に変わります。
何年後の法改正の時、ご自分の大切な家が基準法を割ってしまったら…。
厳しい言い方ですが、“下限”で済ました家は、その時まだローンが残っていますね。

昨年末、ある勉強会に参加しました。
毎月行なわれる物ですが、昨年末の勉強会では、その翌日にある実験を行ないました。
急でしたし、連日の上に実験は朝から夕方まで。。。
耐震診断士の皆さんとの勉強会です。
わざわざ上記の様に前置きしたのは、とりあえず?耐震改修が必要な方への対策として、モルタル壁の一例を持って耐震化するというものです。
基準法での壁倍率の最大値は5倍。
仮にそれ以上あっても、法律上は5倍までしか表示できません。
ちなみにダイライトなどの面材は、外部用で3倍、内部用で2倍です。
実験によって証明された事ですが、その壁を仮に壁倍率に換算すると8倍以上ありました。
これは、外壁一枚の数値ですので、壁体内(筋交いとか)も室内側も考慮されていません。
“ただ一枚”の壁の数値です。(壁で言えば半分かな?)

開発された方との約束で、写真など詳しくは載せられませんが、早ければ2年後に実用化の見通しです。
驚いたのは、新しい建材を特別使う訳でもなく、ほぼ従来の材料を使って実現させています。
ですから、従来のモルタル壁に近い予算で実現する事が出来ます。
要は施工の方法が違う訳ですが、誰でも出来るわけではないそうです。
当然、丁寧な仕事を心掛けている創り手で無ければなりませんが、一番大事なのは、自分が手掛けた家は、住む人の命を守る事だと言う事だそうです。
そういうプライドと信念が無ければ、逆にダメな事にもなりかねないし、志の低い者が安易に行なって瑕疵があった場合、この工法自体がダメになってしまいますから。
新築でも当然出来ます。

そしてその方は、あえて特許を取りません。
マージンもありません。
創り手として、命を守る家を増やしていきたいからだそうです。
彼は本物のプロであるし、また関西の人ですから…。

この件に関して興味のある方はお問い合わせください。
詳しく写真付でご説明させて頂きます。
私はモルタル壁の場合、これを標準仕様にしたいと思っています。

さて、本日某邸の上棟を行ないました。
実際の上棟日は昨日だったのですが、雨天のために建て初めだけを行い、本日無事上棟しました。
この工事の模様をお知らせ致すはずが遅れてしまいましたが、次回よりお伝えいたします。

何だか今日は、途中で何かの宣伝みたいになってしまいましたが、私が一番言いたい事は、建物の性能を上げて、当然考察・証明もした上で、且つできるだけ予算を上げないで行ないたい。
端的にいってしまえば、予算が上がるのは設備機器等が変わったら…と言う感じですか(笑;
ですから、弊社で行なっている構造計算なども費用は一切頂いていません。
こだわりがあり、プロとしての熱意を伝える事は、地域密着の工務店には必要な事だと思っていますので。。。
存在意義だと思っています。

ではまた。

スポンサーサイト



19:14:12 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<構造見学会 | ホーム | 矜持。>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://yumenosumai.blog28.fc2.com/tb.php/150-08339e7c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |